ぱんださん40代で発達障害

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美術館ボランティア 研修 第7回

美術館ボランティア 研修 第7回

 

 

 

■日本中近世絵画 

 

<絵巻>

 

・・王朝絵巻

 

偉い人の顔がはっきり分からないように書いている 

 

物語を描いた絵と詞(ことば)を巻物にしたもの

 

平安時代以降盛んに作られた

 

筆墨による線を主体とした白描と着色に分けられる 

            

 白描・・尹の大納言 30代で大出世 そして落ちる あの頃よかったね

 

 

<詩画一致の美術>

 

仏教にかかわったもの 六道 後白河法皇がつくらせたといわれている。なぜか?明確ではないが平安~鎌倉の混乱 空気感と感じられる

 

三絶:詩 ・ 書 ・ 画 全てに才能を発揮すること。

   東アジアにおける知的エリーの理想とされた 

 

   詩・書 : 内面の人格が問われる 内面を文字にする  中国の教え

 

   画 : 技術があればかける

 

画の六法 : 中国の画論で説かれる絵画制作の6つの要点

      

      「気韻生動(きいんせいどう)」・・・いきいきとかけているか

                        作者のいきいき感

                        人権重視

      「骨法用筆(こっぽうりょうしつ)」

       

     「応物象形(おうぶつしょうけい)」・・筆でしっかり線を書かれているか

 

 

      「随類賦彩(ずいるいぶさい)」・・・デッサン 色を塗れているか

 

       「経営位置」・・・構成 構図

        

       「伝移模写」

 

 

東洋は筆づかいと人格が大事

 

東洋は内面

 

西洋はデッサン重視

 

 

 

<王朝文学への憧憬>

 

源氏物語」「伊勢物語」などの文学作品は王朝文化の精華を伝える古典として絵画化された

 

 

<大名美術>

武具装束

絵画 茶道具

大名調度 婚礼の時

権威を示すために大きな絵を飾る 

 

 

 

 

仏教美術

 

<仏図の起源と日本での展開>

 

釈迦の入滅 紀元前5から4世紀 → 舎利塔や仏伝図、本性譚の成立

                布で飾る室内装飾

                釈迦の物語を絵画化

 

1ー2世紀頃、ガンダーラ地方(パキスタンアフガニスタン)とマトゥラー地方(インド)で正面向きの礼拝象(仏像)が成立ー教えが広まりやすい

 

アジア諸国に仏教が伝播 石、金属、粘土焼成など時代や地域によって様々な技法・素

材が選択される。

中国 カンボジア ミャンマー 

素材は地域によって違う

 

日本への仏像伝来は6世紀半ば頃 「仏の相貌(かお)、端厳(きらぎらし)まばゆい」

百済から欽明天皇

 

奈良時代には遣唐使を通して中国の仏像を積極的に摂取

 

平安時代以降は木彫像が主流に 木造 寄木 平安後期 木が材料として扱われるようになる

 

木彫りの流行とともに神仏習合が進展 外来の宗教である仏教が日本に定着

 

 

国土の2/3が森林

 

仏像90%以上の木彫仏

 

木は神が宿る

 

良質な木材が取れる

 

しめ縄をはってる木があるが神聖なもの 信仰の対象とされた

 

鏡も神が宿る 三種の神器でもあるが

 

 

仏像は信仰の対象 → 美術館博物館へ移された → 関心が高まる

 

 

如来:悟りを開いた存在 薬師如来 阿弥陀如来

 

菩薩:悟りを目指して修行中 日光菩薩 月光菩薩

 

天:仏を守護する 十二神将 金剛力士

 

 

 

<伝来する仏像>

 

薬師如来立像(平安時代

薬師如来坐像平安時代

十二神将平安時代

阿弥陀如来立像(鎌倉時代

日光菩薩立像(鎌倉時代

十二神将南北朝時代

金剛力士像(南北朝時代室町時代

 

 

 

<平安後期の仏像の特徴>

 

平等院         

姿勢:力みが全くない

表情:穏やか

側面:薄い

断面:凸レンズ型 なだらか曲面

衣や皺:デザイン化される 折りたたみ作らない

 

→力みがなく穏やか現実感は乏しい

 

他の時代はどうなのかと思ってみるといい

 

 

<平安前期>

 

醍醐

 

表情:迫力

側面:分厚い

断面:四角

衣や皺:リアル

 

 

時代によって違う

 

 

京都の美意識

 

 

<武将の像>

奈良時代はヤクザっぽい

平安は怒っていても穏やか

 

 

<仏像>

平安・・上品つつましい

鎌倉・・目つき鋭い